あの頃の走りを取り戻せ!
「足まわりを変えれば車は蘇るんです!」
・・後編・・
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エンジンは、 「エンジンマウント」という 部品によって車体に固定 されている。 これを外した かいざーは言った。 『やっぱ、破れとる』 |
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対象のエンジンは 形式GA15、だが 上位グレードの GA16用のマウントに 変更した。 |
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レースの世界ではエンジンマウントの隙間に シリコンを充填し、シフトのダイレクト感を向上 させる、という「強化」が行なわれる。 おざは言った、 『シリコン無いからこの八丁味噌詰めてみる?』 作業の疲労感からか、殺伐とした作業場の 空気が明るくなった。 |
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フロントロアアームを 新品に。 ブッシュと一体になって いるためだが、 細かな仕様変更が あったようだ。 |
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フロントメンバーを AT用からMT用に変更。 前後にダンパーが追加される など細かな差異があった。 |
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この交換には困難を極め、かなりの作業時間がかかった。
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無事に換装が完了した。 しかし次の難関が待ち構えていた。 もう一つのメニュー、 VZ-R用フロントスタビライザーが装着できなかった。 ワンオフマフラーの中間パイプが干渉したのだ。 これには対策が必要と判断し、次回への課題とした。 |
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エンジンはヘッドカバーからのオイル滲みが激しく ガスケットの交換を必要としていた。 パーツとしてのガスケットは用意していた。 組付けには液状ガスケットが必要。 しかしこの時、液状ガスケットを用意していなかった。 急遽、バイク用品屋へ走るメンバー。 無事に液状ガスケットを入手し事なきを得た。 |
こうして、機能部品をリフレッシュし、走りを蘇らせた一同は互いの労をねぎらい、祝杯をあげた。 翌日、日産ディーラーにて脚周りのアライメント調整を行い、一旦は終了とした。 しかしこれが終わりではない、次なるリフレッシュメニューが控えていたのだった。 次章、「その時、運命が動いた!」にご期待ください。 |
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